ユキノシタ科 Saxifragaceae ネコノメソウ属
ヤマネコノメソウ  Chrysosplenium japonicum (Maxim.) Makino


ヤマネコノメソウは毎年庭の梅の木の下に咲きますが、群生するので増えすぎると大変です。ネコノメソウの名前は写真のように実が縦に割れて種子がのぞいている様子が猫の目に似ているところから名付けられたそうです。
ヤマネコノメソウのデータ
1.分布  北海道〜九州
2.生育地 湿気のある樹林下や湿った谷間
3.特徴  花弁はありません。淡黄色の花弁のように見えるものは萼片で4個ついています。葯は黄色で、袋が割れて白い花粉がでてきます。雄しべは4個です。      

画像をクリックすると拡大して見ることが出来ます。

2004/04/05 茅野沢

2003/03/26 新緑町

2003/03/26 新緑町

2003/03/26 新緑町


2003/04/04 中内

2003/04/29 新緑町

2003/04/29 新緑町


2004/04/04 

2004/04/04 


那須塩原市で見ることのできるネコノメソウ属
イワネコノメソウ
  Chrysosplenium echinus Maxim.
イワボタン(ミヤマネコノメソウ)
  Chrysosplenium macrostemon Maxim.
チシマネコノメソウ
  Chrysosplenium kamtschaticum Fisch. ex Ser.
  ミチノクネコノメソウとの区別がはっきりしないようです。
  Chrysosplenium kamtschaticum Fisch. ex Ser. var. aomorense (Franch.)
  米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),
  http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2006年2月4日)で
  チシマネコノメソウの学名検索をすると上記2種類がでてきます。
ツルネコノメソウ
  Chrysosplenium flagelliferum F.Schmidt
ニッコウネコノメ
  Chrysosplenium macrostemon Maxim. var. shiobarense (Franch.) H.Hara
ネコノメソウ
  Chrysosplenium grayanum Maxim.
ハナネコノメ
  Chrysosplenium album Maxim. var. stamineum (Franch.) H.Hara
マルバネコノメソウ
  Chrysosplenium ramosum Maxim.
ヤマネコノメソウ
  Chrysosplenium japonicum (Maxim.) Makino


種類萼片の色萼片の数葯の色雄しべの数葉の付き方
イワネコノメソウ淡緑色
稀に暗赤色
4橙黄色8対生
イワボタン淡緑色
黄緑色
4黄色
稀に赤褐色
8対生
チシマネコノメソウ
ミチノクネコノメソウ
淡黄緑色4黄色
汚紅色
8対生
ツルネコノメソウ淡黄緑色4黄色8互生
ニッコウネコノメ*黄色4あずき色8対生
ネコノメソウ淡黄色4黄色4対生
ハナネコノメ4あずき色8対生・互生
マルバネコノメソウ緑色4黄色8対生
ヤマネコノメソウ黄緑色4黄色4互生
  *イワボタンの変種 葯の色が違う



Copyright(C)2004 -2006 Eizaburo Tsukii.
All rights Reserved.

Yahoo! JAPAN