ユキノシタ科 Saxifragaceae ネコノメソウ属
イワネコノメソウ  Chrysosplenium echinus Maxim.

「レッドデータブックやまぐち」では絶滅危惧IA類に分類、「愛媛県レッドデータブック」では絶滅危惧IB類(EN)、「レッドデータッブックふくしま」では絶滅危惧I類に分類されています。深山の谷沿いの湿地に稀に生えるそうです。ツルネコノメソウは水が滴るような場所に生えますが、イワネコノメソウはもう少し乾燥した場所で見かけます。
イワネコノメソウのデータ
1.分布  本州、四国、九州
2.生育地 川沿いの土砂の堆積した湿っぽいところ
3.特徴  花時は葉も花もすべてが小さい。葯の色が淡いあずき色。無毛。葉は対生。花期4月〜5月。

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2005/04/17 大巻川

2005/04/17 大巻川

2005/04/17 大巻川

2003/04/02 大巻川


2005/04/17 大巻川

2003/06/03 鴫内

2003/06/03 鴫内


那須塩原市で見ることのできるネコノメソウ属
イワネコノメソウ
  Chrysosplenium echinus Maxim.
イワボタン(ミヤマネコノメソウ)
  Chrysosplenium macrostemon Maxim.
チシマネコノメソウ
  Chrysosplenium kamtschaticum Fisch. ex Ser.
  ミチノクネコノメソウとの区別がはっきりしないようです。
  Chrysosplenium kamtschaticum Fisch. ex Ser. var. aomorense (Franch.)
  米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),
  http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2006年2月4日)で
  チシマネコノメソウの学名検索をすると上記2種類がでてきます。
ツルネコノメソウ
  Chrysosplenium flagelliferum F.Schmidt
ニッコウネコノメ
  Chrysosplenium macrostemon Maxim. var. shiobarense (Franch.) H.Hara
ネコノメソウ
  Chrysosplenium grayanum Maxim.
ハナネコノメ
  Chrysosplenium album Maxim. var. stamineum (Franch.) H.Hara
マルバネコノメソウ
  Chrysosplenium ramosum Maxim.
ヤマネコノメソウ
  Chrysosplenium japonicum (Maxim.) Makino


種類萼片の色萼片の数葯の色雄しべの数葉の付き方
イワネコノメソウ淡緑色
稀に暗赤色
4橙黄色8対生
イワボタン淡緑色
黄緑色
4黄色
稀に赤褐色
8対生
チシマネコノメソウ
ミチノクネコノメソウ
淡黄緑色4黄色
汚紅色
8対生
ツルネコノメソウ淡黄緑色4黄色8互生
ニッコウネコノメ*黄色4あずき色8対生
ネコノメソウ淡黄色4黄色4対生
ハナネコノメ4あずき色8対生・互生
マルバネコノメソウ緑色4黄色8対生
ヤマネコノメソウ黄緑色4黄色4互生
  *イワボタンの変種 葯の色が違う



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