沼原湿原
2005年1月1日、那須塩原市は黒磯市・西那須野町・塩原町の3市町が合併して誕生しました。旧黒磯市には古くからの湯治場として板室温泉があります。多くの湯治客が長期滞在し、温泉街を散歩する浴衣姿が見られます。温泉街を抜けて那須御用邸のある新那須温泉に向かって5kmほど進むと、左側に沼原湿原を示す標識があります。ここから7kmほど登ったところにあります。かつてはひどい砂利道でしたが、今では一部を除きほとんど舗装されています。沼原湿原では季節によっていろいろな植物を見ることが出来ます。
4月中旬〜下旬の除雪作業によって道路が開通(2008年は4月28日)すると多くの観光客が訪れます。4月から5月にかけて、ザゼンソウ、ハルリンドウ、ミツバオウレンが木道沿いに見られます。小さくなヒメイチゲも咲きますが、多くの人は見逃して行ってしまいます。
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沼原湿原〜姥ヶ平間にはエンレイソウ、シロバナエンレイソウが見られます。5月中旬を過ぎると駐車場近くの緑地や湿地の水際にコキンバイが咲きます。近くに咲くミツバツチグリとそっくりの花ですが、よく見ると葉が違うので区別できます。
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6月にはミヤマオダマキ、白い花コバイケイソウ、ツマトリソウ、ハクサンチドリ、アカバナシモツケソウが見られます。特にニッコウキスゲやノハナショウブの咲く季節には観光バスが何台も狭い道を苦労しながら登っていきます。
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