ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae クワガタソウ属
オオイヌノフグリ 学名 Veronica persica Poiret
花期は春ですが日当たりのよいところではほぼ1年中咲いています。イヌノフグリは果実の形が陰嚢(フグリ=睾丸)に似ていたので付けられたそうです。花だけに注目して命名したらすてきな名前になったのでしょうが。この他にもママコノシリヌグイやヘクソカズラなどかわいそうな名前が付けられた植物があります。ただ実体をよく把握して付けられたとは思います。帰化植物。(別名に星の瞳と呼ぶこともあるそうで、こちらの方がはるかに似合いの名前だと思います。)


オオイヌノフグリのデータ
1.分布  全国
2.生育地 道端、畑
3.特徴  よく見るとルリ色のとても美しい花です。花期2月〜5月
     花粉を包む葯の色が黒か濃紺、タチイヌノフグリの葯の色は淡いピンク色。

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2003/03/14 百村新田

2003/03/14 百村新田

2003/03/14 百村新田

2003/03/14 百村新田

2004/01/29 熊久保
花粉が葯から出る前はまだ花柱が伸びていません。葯は2つの葯室で出来ていて縦に割れて反り返ります。


2003/12/24 熊久保

2004/05/29 熊久保
花冠がイヌノフグリのような色をしています。


2005/03/20 豊岡

2005/03/20 豊岡

2005/03/20 豊岡
これらの写真を見ていると、どうも自家受粉しているように見えます。オオイヌノフグリの自家受粉は否定されているようですが、本当のところはどうなのでしょうか。

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